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散居村暮らしのポイント

冬の雪は、避けて通れません 砺波市は水田が多く、自然豊かで、四季の変化に富んでいます。夏の夜の静けさは、カエルの合唱を心地よく響かせます。 冬には、雪がどっかりと降ります。

 公共交通機関だけに頼った生活は難しいので、自家用車は必須です。 そして、支えあって暮らしている地域には、それぞれの伝統やしきたりもあります。

 このように、砺波暮らしを始める上で、是非、知っておいていただきたいポイントをいくつかご紹介します。

 

1. 地域の人たちは、「相互扶助」の気持ちで、みんなで支えあって生きています。

 地域のボランティア活動には、積極的に参加しましょう。

 ・農業用水の清掃(江浚(えざら)い)
 ・草刈り、水やり、公民館の掃除
 ・常会、新年会
 ・地区民運動会などの体育行事
 ・公民館まつりなどの文化行事
 ・各年代ごとの団体活動:親睦の場として意外に大事です


2. ときに面倒だけど、いざという時に頼れるのが、ご近所づきあいです。

 ご近所さんは、お互いの存在をとても大事にしています。

 だんだんと、家族や親戚のような感覚になってきます。

 悪く言えば、干渉されたくなくても、声をかけてくることもあるでしょうけれど、

 それも地域コミュニティーが根付いているから。「お互いさま」の気持ちを大切にしましょう。


3. 砺波地域の多彩な祭りに、どんどん参加しましょう。

 若い衆を中心に(ときには地域全体で)力を合わせて準備・運営しています。

 ・夜高まつり

 ・獅子舞

 ・左義長(さぎちょう)  など


4. 地域独自の決め事があります。習うより慣れることが大事です。

 ・ゴミの出し方

 ・ゴミステーションの掃除当番

 ・回覧板の回し方


5. 税金以外にも、地区ごとに定められる、いろいろな集金があります。

 ・自治会費(万雑(まんぞう))

 ・神社の管理費(神社氏子会費)

 ・用水協力金

 ・墓地の管理費

 ・地域の親睦会費

 ・除雪協力費


6. 地域、児童クラブ、PTA、青年会、婦人会などの役員がまわってきます。(当番制の時もあり)

7. 夏は涼しく、冬は寒さを和らげる屋敷林は、メンテナンスが必須です。

 砺波の人々は、家の周りに植えられた屋敷林をうまく活用しながら生活してきました。

 実は、この屋敷林の管理が結構大変です。特に、秋は落ちた枝や葉っぱの処分に手間がかかります。

 たっぷりと温かな落ち葉をはくのも、小枝を薪に使う知恵も、自然とともにある暮らしの豊かさのひとつです。


8. 自動車&スタッドレスタイヤは必需品。

 散居村は、家々が点在していますし、公共交通機関も、都会のように多くはありません。

 自動車は必需品です。冬は、雪が積もるのでスタッドレスタイヤも忘れずに。


9. いきなり「農業」は、ハードルが高いです。

 農業経営を1人で始めるには、土地、資金、技術の問題などかなりハードルが高いです。

 農事法人などに就職し、技術を身につけながら機会を待つのが得策です。


10. 雪かきグッズは、揃えましょう。

 富山県は、12月から3月にかけて、雪が降ります。時には、一晩に50cmほども積もることもあります。

 長靴、スコップ、スノーダンプの準備をしておきましょう。

 また、車にも携帯用スコップやスノーブラシを備え付けておくのも忘れずに。

 

<番外編>

1. 砺波地域は真宗大国。仏の教えに由来する生活習慣が浸透しています。
  月忌参り、報恩講、地蔵さんへの献花など。

2. 砺波市は交通の結節点。
  富山市、金沢市、高山市へは1時間以内で行くことができます。
  また、富山空港にも1時間で行くことができます。さらに、高速バスも充実しています。

3. 花や緑への関心が高い市民性です。
  市道の路肩にも、草花を植えています。地域で花壇を作って、そのすばらしさを競っています。

4. 水がとてもおいしいです。
  砺波市を南北に流れる庄川を水源とする砺波の水は、大手飲料水メーカーの原料となっています。
  ゆえに、砺波のお米やお酒も格別です。

5. 意外に飲食店が多いです。
  田舎のわりに、夜の飲食店街は賑わっています。
  大門素麺や富山湾の海の幸を堪能できるお店も多く、週末には市外からも多く訪れます。

6. インターネット環境が整備されています。
  となみ衛星通信テレビ(ケーブルテレビ)によるブロードバンド網が市内全域にわたり利用できるほか、
  一部の地域を除いてNTTフレッツ光やau光など光ブロードバンドサービスが提供されています。

7. 食品スーパーや家電量販店など専門店が充実しています。
  生活利便度が高く、必要なものはたいがい市内で揃います。

 
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