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研修施設&ゲストハウス

文化人や茶人たちも愛した、人との対話から新たなエネルギーが生み出される場所。

 

《改修》遊心亭

先人たちを敬い、対話しながら住まう

心地よい緊張感の漂う玄関ホール昭和初期建立の伝統的家屋(アズマダチ)。

 

人通りの少ない旧街道沿いに、ひっそりと佇む遊心亭は、驚くほど豪華で広大で、古民家というより文化財という方がイメージに合う気がします。

 

アズマダチのオモヤを中心に、離れ、茶室、立派な庭園があり、全部の部屋を見てまわるだけで半日はかかってしまうほど。

 

2009 年1月からは、社員研修の場、ゲストハウスとして活用されています。

 


人の手をかけて、残し、守り、磨き、使う

地域の人々の利用も可能な場所「県内の古民家が荒れているのを放っておけない」と、富山市に本社のある株式会社ユニゾーンが買い取り、改修・再生しました。

 

研修所として社員のスキルアップやコミュニケーション促進の場として使われているだけでなく、大切なお客様をもてなすゲストハウスでもあります。

 

事前予約が必要だが、一般の利用もできます。600人のお茶会が催されたこともあるそう。


対話するように、メンテナンスする

6~9月、ふすまは、風通しのよい簾戸(すど)になるここには実際に、前述の企業の社員のご家族が、住んでいるのです。住みながら、掃除や管理をするのが仕事です。

 

スタッフの方は、「杉苔を傷つけないように、草むしりは手でやる」そうです。 また、「いつお客様が来られてもいいようにきれいに」しておくそうです。

 

ここを訪れる著名人や文化人も多いため、「価値あるものを最高の状態でお見せするのも、大切なおもてなしだと思うのです」と、まるで、この家に住んでいた先人たちと対話するように、朝から晩まで、家を磨いていらっしゃいます。

 

人に見せることのない積み重ねが、人の心を動かすのだと改めて感じさせられました。


中心に人がいる

不思議に落ち着くという茶室「地方の文化や生活を守れ」と、口で言うのは簡単ですが、ここは違います。実際、こんなに立派に再生しています。

 

さらに、人が使うことを前提として、人の手をかけた維持・管理・活用がされていることにも驚かされます。常に、中心に人がいるということが、この企業のすごさだと思いました。

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